
南九州大学の人間発達学部では、定期的に “ Mカフェ ”という市民講座を開催しています。
テーマが “ 子ども ”なので、「子ども」に関わるお仕事をしている方は要チェック講演会です。
お茶やお菓子をいただきながらの講演は欧米風なのでとてもいいです。
リラックスすると話しがよく入ってくるばかりではなく、イメージもどんどん広がります。
先週2回目の講演、遠藤晃先生の「子どもがいきいきと語り出す授業」を聞いてきました。
沖縄の慶留間(げるま)島には天然記念物に指定されているケラマジカがいます。
この島の小学生たちは3、4年生の「総合的な学習の時間」に、2年間かけてケラマジカの研究をし
その結果は、沖縄の生物学会で子どもたちにより発表さ れます。100名以上の専門家を前に、です!
子どもたちはどんな質問にも答えるので専門家も驚きなのだそうです。
映像を見せていただいたのですが、いきいきと堂々と発表している子どもの姿に感銘しました。
そのいきいきの秘密は、先生の子どもに向き合う姿勢、つまり子どもをどう捉えどう向き合っているかにあると思いました。
先生は、子どもたちの中は「なぜ?」が溢れている。その知りたい気持ちにいかに答えていくかが大切と言われました。
ここなんですよね、子育てとの共通点。
子どもの成長を待っていられないで、結果を急いでしまう親。
子どもの「なぜ?」に気づかないで、自分の価値観で子どもを裁いてしまう親。
もちろん、私もその親の一人で、子どものことを理解しているつもりになっていました。
残念ながら過ぎてしまって「あの時こうすれば、ああすれば」・・・ということばかりです。
遠藤先生は、教育学を学んでいないとおっしゃいました。
でもどうして子どもの気づきをじっくり待てるんだろう?
どうして子どもを前からぐいぐい引っ張るのではなく
前へ進めるように背中にそっと手を置いていられるのだろう?
遠藤先生の専門は野生動物生態研究です。
きっと自然や命と対峙されながらお仕事をされている方のなせる技なのか、と思ったりします。
先生はこれはほんの一つの手段ということを強調されました。
しかしその理念は命を育む人にとっては必須のものではないかと思いました。
そして自分の子育てで子どもの「なぜ?」に気づいてあげられなかった分、
今の子育て親に、今回の気づきを伝えたい、伝えなくちゃと強く思いました。